かねのゆうれい 金銭の幽霊

かねのゆうれい(金銭の幽霊)

使われることもなく、持ち主の死後も誰にも見つからないまま残されてしまった金貨・銀貨・銅貨がゆうれいのすがたになって化けてでてたというもの。ひとをおどろかして気付いてもらおうとしてたのですが、なかなか気づかれず悲しみます。

赤い幽霊が銅貨の化けたもの、青い幽霊が銀貨の化けたもの、白い幽霊が金貨の化けたもの。

丹後などでいわれてた昔話に出てくるもので、金銭は廃屋の古井戸の中に埋まってたといいます。

和漢百魅缶│2016.02.09
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