若松の木の上に巣をかけてるという鷹[たか]のとりで、その巣の中をあるひとがみてみたら黄金のたまご(あるいは黄金の花など)が9つもあって、1つをかみさま(宇賀神? など)にお供えして残りの8つを自分のものとして長者となった、といいますソウナ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
奥羽越などのあたりを中心にうたわれてた祝い唄などの歌詞にみられるもの。「てんじょうの鷹」や「とのの鷹」や「とうどの鷹」などといろいろ歌詞での呼び方は存在します。
『玉かつま』曰
「若松の一の枝にとまる鷹が巣をかけて 巣のうちを見入てみれば こもち金が九ッ 一ッを宇賀にまゐらせ 八ッの長者といははれたよ」
和漢百魅缶│2016.01.18
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