陸前の松島などにつたわる昔話に出てくるもので、山の奥に生えてるというくだもので、生えてる近くに住んでる鬼の大好物でもあるというもの。
お母さんの病気を治すためにはこの「まづぷさぶどう」を食べさせてあげるとよい、と旅の六部さんに教えてもらった兄弟たちがなんとか鬼から身を隠したりしつつこれを入手するというおはなし。
☆ 莱莉垣桜文 附註
「まづぷさぶどう」は松房[まつぶさ]の木の実のことをさしてると考えられます。
和漢百魅缶│2016.01.06
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