がいこじかい 外戸自開

がいこじかい(外戸自開)

晋の恵帝のころ、河南の官舎に奇妙なことばかりおこることがあったそうで、戸が勝手に開いたり閉まったり変な音がきこえて来たりしたといいます。その妖怪の正体は狸が起こしてたものだったそうで、それを退治したところ何も起こらなくなったソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『異苑』曰
「官舍多妖怪 前尹皆於廊下督郵伝中治事 無敢在庁事者 惟広処之不疑 常白日 外戸自開 二子凱等皆驚怖 広独自若顧見牆有孔 使人掘牆得狸而殺之 其怪遂絶」

和漢百魅缶│2015.12.28
Design. Koorintei Hyousen 2015