むかし、城の近くの田んぼが夜な夜な荒らされて困ってしまうということが起こったので、何者によるしわざなのかということが調べられ、夜中に馬が荒らしてるということが判明。番をしてたひとが鎌でもって首を切ったところ、その馬は「ぜいしょう」というひとの家の塋(はか)にあった馬の石像が化けたものだったソウナ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
「ぜいしょう」という人名の漢字は右のような字。塋には石馬のほかに石翁や石羊などの像が置かれてたといいます。
和漢百魅缶│2015.12.19
Design. Koorintei Hyousen 2015