むかし、魚たちがこんぴら参りにいったとき、くじらがはしゃいで疲れすぎバタリと卒倒。「助け起こしてくれた者とめおとになるわいな」と宣言したものの、それを助けた魚随一の美男「びなんおこぜ」が転がったくじらにつぶされて顔面が魚随一の不細工に。いまでも「ぼら」が海面に跳ね上がったりしてるのが見られるのは、「おこぜ」の顔にあきあきしていやがって逃げてる様子なんだソウナ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
予州越智郡などにつたわる昔話にでてくるもの。
和漢百魅缶│2015.12.08
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