あたまがふたつ生えてるというからすで、悪疫よけのためのおまもりふだなどにこれが描かれてたことが明治前期ころの甲府などで見られたことがあるそうです。
天保のころ、「熊野のつかいである」と告げながらこれが加賀の白山にあらわれて、われのすがたを見た者は悪疫にかからぬ等と言ったというソウナ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
山中共古『影守雑記』にしるされてるもので、天保3年に出たということが『永姓譚』という写本にあるということが引かれてます。
和漢百魅缶│2015.11.29
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