ペルーにつたわる山の中にすんでる鬼女。人間を食べてしまったりします。
むかし、母を病で失った姉弟がじゃがいものたくさん生えてる原っぱを求めて旅に出た途中、アチケエの家にたどりついてしまいます。食べられそうになってしまったため、とにかく走って逃げます。はげたか、ピューマ、アニャスに助けられながら逃げ着いた先は、ちょうどじゃがいもの原っぱ。隠れるところが無いのでおいのりをさざけると天からつながしゅるるる。
姉弟がつなにつかまって上に逃げると、アチケエもおいのりを開始。つながしゅるるると下りて来ますがねずみも付録についてて途中でぶっつり。墜落したアチケエはばらばらに砕け散り、骨はアンデス山脈になり、血のしみこんだ場所が荒れ地や砂漠になったソウナ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
天の助けで綱がさがってくるのは日本などにつたわる山姥から逃げたりする昔話にも見られるものです。
和漢百魅缶│2015.10.31
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