人間たちの見る夢をつくりだす天上と地上のあいだにあるという国・夢茶羅［むちゃら］国の頭首。その姿は夢とおなじでそのときどきによって変わるとらえどころのないおかただソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
山東京伝『廬生夢魂其前日』に登場するもの。夢茶羅国ではわるいことをした罪人は「ばく」に喰わせて死罪にするという設定。

山東京伝『廬生夢魂其前日』曰
「夢魂道人はいろいろさまざまの夢をあんじて下細工の夢てあひに申つけ夢の道具や人形をこしらへさせる。そのいそがしささも祭り前の茅町のごとし」

和漢百魅缶│2015.10.05
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