たんかくぎょうじゃ 丹角行者

たんかくぎょうじゃ(丹角行者)

天竺の波羅奈[はらな]国にいたとされる魔法使い。美しい姿に化けて壇毘利[だんびり]長者の娘・玻璃寧[はりねい]のもとに出現したり、邪法を駆使してひとびとをまどわしたりしてました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
十返舎一九による合巻『三国太郎再来伝』に登場するもので、日本の角太郎(三国太郎 みくにたろう)、漢土の朱角大王とならぶ天竺の「角」のつく名の大悪党。

十返舎一九『三国太郎再来伝』曰
「天竺波羅奈国に邪魔の行法をなして衆をまどはす丹角行者」
「悪魔外道の邪法にて悪鬼悪神こころのままに使ふことをよくせるなり」

和漢百魅缶│2015.07.22
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