いいじまのいちょう 飯島の異鳥

いいじまのいちょう(飯島の異鳥)

信州の飯島で捕獲されたことのあるという鳥。料理するために鍋で煮て見たところ鳥肉がどんどんどんどん大きくふくれあがって来て鍋のふたをもちあげたので、みんなおそろしくなって肉を川に捨てたところ、川の魚たちがみんな死んでしまったトカ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『甲子夜話』曰
「信州飯島と云所にて土人異鳥を捕得たり大さ小鴨ほどあり人寄り合て食せんとて料理と有合たる大鍋にて煮たるとき熟するに従て其肉夥くふえ鍋の蓋を内より持挙ぐ是を見る者懼て食する意なくその辺の小川に棄たり 翌日みればその川の下流まで大小の魚悉く死して浮しとぞ」

「ちん」のような毒鳥であったのか、とも記されてますが正体は不詳の鳥です。

和漢百魅缶│2015.05.22
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