羽後由利郡などにつたわるもの。むかし、節分の日におじいさんおばあさんの家にやってきた「おに」を、おじいさんは巧く調子にのせて小さい豆に化けさせて、パクリ、食べてしまいます。
便所でおしりから逃げ出したその「おに」が忘れて置いて行ったというのが、この、丈のながい立派な錦のふんどし。これを売っておじいさんの家は金持ちになったソウナ。
和漢百魅缶││2015.03.29 Design. Koorintei Hyousen 2015