ばきいのくび 妻の首

ばきいのくび(妻の首)

種子島につたわるもので、先妻の霊によって首だけにされてしまった後妻。

妻が首だけになってしまったので、夫はそれを籃[かご]に入れてかつぎ、旅に出るのですが首がしゃべりだしたりしてしまうせいでどこへ行っても泊めてくれるところがないので困り果ててしまいます。

怒った夫は、やっと泊めてもらえた家に首を放置して逃げだしてしまったので、首はごろごろごろごろと転がってそれを追跡。夫が隠れているところを見つけてかみ殺してしまいましたトサ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
追いかけて来る首のむかしばなしには「こだま」などもあります。

和漢百魅缶││2015.03.25
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