隠岐につたわるもの。むかし亀を救けて竜宮に行った源太夫という男は乙姫さまとむつまじく暮らしますが、竜宮に仕える侍女にも恋慕。そのことに怒った乙姫は竜宮の侍女たちをすべて追い出して解雇。よるべを失くした侍女たちが変化したのが「もた」という鮫［さめ］なのだソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
「もた」「もたま」「もたも」は「どちざめ」などのこと。

和漢百魅缶││2015.03.20
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