いしのいしく 石の石工

いしのいしく(石の石工)

むかし、平清盛が芸州の音戸の瀬戸をきりひらくときに自身の神通力をつかってそれを手伝わせた、という防州などにつたわる言い伝えに出て来るもの。

清盛が石をくだくとその破片の石が石工の姿に変じてその開削工事を手伝い、あっという間に工事は仕上がり一日のうちに完成したといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
草人形や鉋屑を大工に変えて建築工事などにつかった、という河童のはじまりに関するおはなしと近い雰囲気のもの。

和漢百魅缶││2015.01.20
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