きつねのあぶらなめ 狐油舐

きつねのあぶらなめ(狐油舐)

信州下伊那郡などにつたわるもので、きつねたちが化け術をつかって、人間が髪の毛をかためるためにつけているあぶらを好んでぺろぺろなめたというもの。

穴の中から音がきこえるから「なんだろう」と思って覗き込むと、なかで浄瑠璃などがおこなわれてて「こりゃすごい」と聴き入ってたりするあいだに、ぺろぺろぺろぺろとなめられちゃってたという寸法。

和漢百魅缶││2014.12.24
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