りくはんがん 陸判官

りくはんがん(陸判官)

むかし建康にいたある楽人[がくにん]が「陸判官さまのお召しである」とやって来た男たちにつれられて陸判官のおやしきに行き、酒宴の席をひと晩もりあげたのですが、フト気が付くとそこは野っぱらな塚で、おやしきなどは無く、古くから「陸判官塚」と呼ばれてる場所であったトカ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
「楽人」は、わざおぎ、楽士、俳優のこと。

和漢百魅缶││2014.12.16
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