はちまんのもりのおに 八幡の森の鬼

はちまんのもりのおに(八幡の森の鬼)

豊前下毛郡の大貞八幡の森にすんでたという鬼たち。「ひとを喰えば千里眼になれるらしいから、ひとが喰いたい」と日頃から言っていたので、八幡さまが「一夜のうちにおまえら鬼の数だけ池を造ることが出来たら、食べてよい、できなければ森からも去るのだぞ」と約束、あともう少しで完成というところまで鬼たちは工事をもりもり進めましたが、八幡さまが鶏[にわとり]の足をあたためて早く鳴かせ、鬼たちを所払いにしてしまったソウナ。

和漢百魅缶││2014.11.20
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