うみおんな 海女

うみおんな(海女)

佐渡の稲鯨につたわるもの。海にいるというふしぎな女で、長い髪をとかしたりしてるといいます。

むかし、六蔵という漁師はほかの漁師たちより魚をとる量が必ず多いという評判の男でしたが、ある年、海でこの海女を見つけたので銛[もり]をブツッと打ち込んで退治。意気揚々と家に帰って見ると、自分の妻が胸から血を流して死んでおり、それ以後、魚もめっきり捕れなくなってしまったソウナ。

和漢百魅缶││2014.11.07
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