地べたに逆立ちして立ってる人間のようなかたちのふしぎなもので、眼からはだらだらだらと多くの血を垂らしてたといいます。「なにものだぁっ!!」と一喝したら消えてしまい、多く流れて溜まってた血も、ほたるのような光になってプアーっと飛び去ってしまったトカ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
『志怪録』曰
「晋懐帝永嘉中 [言+焦]国丁杜渡江至陰陵界時 天昏霧在道北 見一物如人倒立 両眼垂血 従頭下聚地両処各有升余 杜与従弟齊声喝之 滅而不見 立処聚血皆化為蛍火数千枚 縦橫飛去」
和漢百魅缶││2014.10.05
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