信州伊那の戸倉山の上の池のほとりにすんでたふしぎなおばあさん。犬を一匹かわいがっていて、それを山の下におつかいに出しては、たべものなどを得たりしてたといいます。
ある年のこと、村里の者が山から下りて来たその犬と遊んでたか何かしていたところ、はずみで犬が死んでしまい、その後は戸倉山の婆は姿を見せなくなり、よその山へ去ったとか、池の大蛇になった、などと言われたりしてたソウナ。
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