甲州秋山村につたわるもの。作物に向かってたくさんやって来て、それを荒らしてしまう虫。むかしお百姓さんたちを苦しめていた治部少輔[じぶのしょうゆう]と呼ばれてた武士が死んだあとにこの虫になったといわれてました。
粟[あわ]をかじるような音を夜中にじゃりじゃり立てたりもしたといいます。
☆ 莱莉垣桜文 附註 よとうむし(夜盗虫 夜盗蛾の幼虫)のことをこういう風に呼んでたそうです。
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