おそろしげなるそう 怖気なる僧

おそろしげなるそう(怖気なる僧)

四国のどこかの山奥にいたというふしぎな僧侶。道に迷ってたずねて来た人間を泊めてあげたりしますが、そのひとに轡頭[くつわづら]をはめて、むちでびしびしと殴りつけては姿を馬に変じさせ、殺してしまったといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『今昔物語集』に載っているはなしにあるもの。旅人を家畜に変えてしまうという点は各地にもいろいろと似たものがあるおはなし。

和漢百魅缶││2014.07.19
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