おおとののだいじゃ 大戸野の大蛇

おおとののだいじゃ(大戸野の大蛇)

日州黒荷田の大戸野にすんでた大蛇。村の人たちが大戸野の原っぱを野焼きしようと準備してた日の夜、清左衛門というひとの家に見知らぬきれいな女がやって来て「明日どうしても野焼きをなさるのでしょうか、日延べをしてもらえませんでしょうか」と懇願して来ましたが、村のきまりですからと断ってしまいます。

次の日、野焼きを行うと、黒こげになった草の中から大きな蛇と小蛇2匹の焼け死んだものが見つかり、その後、野焼きに参加した村のひとたちはだんだん身体がしびれたりして次々死んでしまったソウナ。

村のひとたちは権現さまとして蛇の親子をまつって、とむらいました。

和漢百魅缶│2014.07.09
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