へこさんのあくしん 部子山の悪神

へこさんのあくしん(部子山の悪神)

越前の部子山にいたという悪いかみさま。3年に一回、人身御供を求めてたといいます。

下味見村のある家のひとが愛娘をいけにえに出すのがイヤで自分のところの丁稚をだまして駕籠にのせて部子山へ運ばせようとしますが、丁稚は途中で気がついて激怒し逃亡。成長して後に7人の腕のたつ男たちをつれて来て主人の家を襲撃して留守をしていた老人を殺害。その後、その7人の男たちを家の者が殺して埋めたのが七人塚という塚だソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
悪神のその後は不詳。

和漢百魅缶│2014.06.28
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