うすしょい 臼背負

うすしょい(臼背負)

陸奥の三戸などにつたわるもので、むかしお餅をお嫁さんの家に持っていくとき臼[うす]のままかついでいった婿さんが、道中で「あの桜の枝をみやげにもってったら、おらのかたでよろこぶ」と言われて、臼を背負ったまま木の上にのぼったら落っこちてしまい、かたつむりになってしまった、というもの。だから、かたつむりは今も臼を背負ってるんだトサ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
地面に置いたら土がついて汚くなるかもしれない、と言われたので臼を背負ったまま木に登った、などという展開。

和漢百魅缶│2014.04.08
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