きゅうびく 九尾狗

きゅうびく(九尾狗)

広西省竜州郡などにつたわるもので、おおむかし、狗[いぬ]には9本の尾のあったというもの。人々が天にしかないとされる穀物の種をとりに行かせるために、これを天に送り込んだそうで、そのとき天人の見張り番にしっぽを次々と切られてしまい、今は1本しかなくなってしまったというハナシ。

しっぽに穀物の種をくっつけて運んだので、穀物の穂というのは狗の尾みたいなかたちに生えると語られてます。

和漢百魅缶│2014.02.20
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