かねくろ〜ん 金くろ〜ん

かねくろ〜ん(金くろ〜ん)

羽後飽海郡の備畑につたわるもの。夜な夜な木の下から「金くろ〜ん、金くろ〜ん」と声をたてて人々を恐ろしがらせてたという妖怪。

正体は、埋められたままになってた瓶いっぱいのお金だったソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
呼び声としては「とっつくひっつく」などと同じようなものですが、ひとをおどろかして、それにおじずに深く調べたひとが正体はお金と知るという、金貨などの精霊の変化としては一般的な変化の仕方。

和漢百魅缶│2013.12.24
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