いしのひつ 石の櫃

いしのひつ(石の櫃)

越後の青海村につたわるもの。海での漁をしてるときに網がまったくうごかなくなってしまったりしたときは、海の底にいるこれに引っかかってるのだと言われてて、その網を引き上げるのはあきらめたりしたといいます。

むかしこの地にいた三浪長者というおおがねもちが「夏に雪を見たい」と考えてごはんを庭や屋敷のまわりに敷き詰めて遊んだりした罰があたって家ごと海に流れてしまったのですが、その三浪長者の家でつかわれてた飲用水の大きな器がこの石の櫃だったソウナ。

和漢百魅缶│2013.12.05
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