カルンバイ Karunbai

カルンバイ(Karunbai)

中央アジアのキルギズ族につたわるもので、むかし居たたいへんな長者で、何千もの牛、馬、羊、駱駝を飼っていました。

あるとき、きたない乞食がカルンバイのもとを訪れて何かめぐんでくれるように頼みましたが、カルンバイはこれを一蹴。するとカルンバイは小さな獣にされてしまい、これがモルモットのはじまりになったといわれてます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
旅のきたない乞食の正体は「モイセイ」という行者で、この人物はほかの昔話にも多く登場しています。日本でいうなら弘法大師みたいな役まわり。カルンバイの飼っていた数多の家畜たちも同時に野にいる小さな生物に変えられてしまったそうです。

和漢百魅缶│2013.10.31
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