くりひめ 栗姫

くりひめ(栗姫)

作州梶並の大ヶ渕にすんでたというぬし。若くて美しい女の姿に化けて、ざるを手に持ち、近くの余野村の酒屋に歩いていって酒を買って来たりしたといいます。

いつも酒を買いに来るあのきれいな女はどこのものなんだろうと思った村人があとをつけると、大ヶ渕の中へじゃぶんと入って消えたので、びっくりしたといいます。

和漢百魅缶│2013.09.18
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