チャーギのせい チャーギの精

チャーギのせい(チャーギの精)

チャーギ(いぬまき)の大木の精。人間の姿に化けて男性と恋をし、結婚して子供と共にしあわせに暮らしてたのですが、その本体である大木が首里の御殿の材木にすることが決まり、伐り倒されてしまいます。

しかし、倒された木を運ぼうとしてもびくとも動かず、みんなが大弱り。しかし、この精と人間の間に生まれた子がひっぱると、スッと大木は動き、無事に建材になったソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『三十三間堂棟由来』に出て来る「おりゅう」(柳の精)と同じ身の上になっちゃうおはなしで、沖縄につたわっているもの。子供がひっぱると動かなかった大木が動くという展開も同じ。

和漢百魅缶│2013.07.07
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