せきていし 赤丁子

せきていし(赤丁子)

むかし、洛陽にすんでた牟頴[ぼうえい]という男が酔っ払って道端で眠ってたときにみつけたどくろで、きれいに埋葬してくれた牟頴に恩義を感じて恩返ししてくれたといいます。

赤丁子は、もともと大盗賊だった男で、「赤丁子」と名前を呼んでくれればいつでも現われて、欲しいものを何でも盗んできてくれたりしたソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
恩返しのときに名前を呼んで幽霊を呼ぶかたちのはなしは、日本にも「ナカニシヘーイ」や「ナカンダカリヌスーヨーイ」などが伝わってます。

和漢百魅缶│2013.06.10
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