ナプタブ

ナプタブ

加計呂麻島につたわるもの。真っ赤な大きな蛇で、うっかり男がこれの雌におしっこをかけたりすると女に化けて、女がこれの雄におしっこをかけたりすると男に化けてその人間のもとに夜ごとにあらわれ、精気を吸い取ってしまうといいます。

七ッにぶった切っても死なないと言われてました。

人間に化けるときは柱のようにピンと一直線に立ち上がってから化けるといわれてて、もしその瞬間に出遭ったりしたら、自分のおへそより高い位置を叩けば化けるちからを失ってバタッとナプタブは倒れてしまったソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
蛇が姿を変じて夜に訪れてくるのは「アカマター」や、各地に伝わる大蛇のはなしなどと通じてます。

和漢百魅缶│2013.06.06
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