磐州刈田郡の塩ノ倉につたわるもの。むかし、栗を売りに行くためにおばあさんが山をこえに歩いてると、いきなりどこからともなく「煙草の火を貸せ」という声が聞こえてきてびっくりしたというもの。正体は不詳。
☆ 莱莉垣桜文 附註 山の中でのものなので、「ひをかせ」や「ひくれろ」といった水に関係ある存在が「火」をかりようとする昔話との関係はどこまであるか不明です。
和漢百魅缶│2013.06.02 Design. Koorintei Hyousen 2013