讃州鵜足郡の岡田村につたわるもの。田んぼのあたりにぽつんと落ちてる石だそうで、このうえをヒョイとまたいだりすると、下から毛の生えた手がニューと出て来て、ひとのまたを触ってきてびっくりさせて来たりしたといいます。
ある年のこと、このあたりで大水が起きたあと、たぬきが一匹死んでて、それ以後はこの石のいたずらが聞かれなくなったといいます。
和漢百魅缶│2013.05.04 Design. Koorintei Hyousen 2013