しょうべえばばあ しょうべえ婆

しょうべえばばあ(しょうべえ婆)

豊後の北海部郡につたわるもの。しょうべえという男の老母を喰い殺して、その姿になりすましてたという大きなねこ。

ねこたちが集まっておすもうをしていたのをたまたま目撃した猟師が「しょうべえ婆はまだ来んか」とか「しょうべえ婆には勝てゃせんわい」とねこたちが言ってるのを聞いたことから、老母に化けてることが知れて、退治されたといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
猫が老母に化けてた昔話の型ですが、名前のでる場が猫たちの相撲(しょうべえ婆は、遅れてやって来る)というのがほかとは少し違うところ。

和漢百魅缶│2013.04.12
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