霊鬼が女性のもとに夜ごとにおとずれて悪さをしたり、生気を吸い取って病気にしてしまったりするというもの。
☆ 莱莉垣桜文 附註
『張介賓景岳全書』曰
「茯神散
治婦人風虚与鬼交通 妄有所見語言雑乱
茯神一両半 人参 菖蒲 各一両 赤小豆半両
右[口+父]咀 毎服三大銭 水一[王+戔] 煎六分去滓 食前温服 一方加茯苓一両」
「殺鬼雄黄散
治婦人与鬼交通
雄黄 丹砂 雌黄 各一両倶細研
羚羊角屑 蕪[くさかんむり+夷] 虎頭骨 石菖蒲 鬼臼 鬼箭 蒼朮 白頭翁 石長生 馬懸蹄 豬糞 各半両
右為細末 以羊脂蜜蝋和搗為丸 如弾子大 毎用一丸 当患人前焼之」
「朱砂散
治婦人風虚与鬼交通 悲笑無恆言語錯乱 心神恍惚睡臥不寧
朱砂細研水飛過 鉄粉研各一両
雄黄研 龍骨各半両
蛇蛻一尺焼 虎睛一対炙 牛黄 麝香 各二銭半
右同研極細 毎服一銭 以桃符湯調下 不計時候」
薬を飲んだり、香りを焚いたり、いろいろと医方もいわれてたようです。
和漢百魅缶│2013.02.19
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