ゆうぜんぶち 宥然淵

ゆうぜんぶち(宥然淵)

羽後の西明寺村にある淵で、むかし宥然[ゆうぜん]というお坊さまが、山から山へと飛行[ひぎょう]しようと跳び切ったところ、失敗して途中でここに墜落して沈んでしまったといいます。

山の岩には手や足のあとが残ってたり、この淵の水底には宥然が背負ってた琵琶[びわ]が石のようになって沈んでると言われてました。

和漢百魅缶│2013.01.18
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