ぜんかしへび 膳貸蛇

ぜんかしへび(膳貸蛇)

関ヶ原の東あたりに住んでた長者の家の近くの池にいた池のぬしのへびで、お膳やお椀を貸してくれました。

むかし、その長者さんが「お膳とかをわざわざ返すのがわずらわしい」と思って、へびが嫌いな「針」をお膳の上に置いて返却場所である池のほとりに置いておいたら、膳貸しはすべて廃止されてしまったんだトカ。

和漢百魅缶│2013.01.13
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