むかし、京都の御池町にあったあるひとの屋敷に出たというふしぎなもので、夜中に音をたてたりして住んでるひとたちをおどろかしたと言います。のっぺらぼうな顔をした2メートル近い大坊主に化けて、どしんどしんと唐臼[からうす]を踏んだりもしたトカ。
☆ 莱莉垣桜文 附註 『目覚物語』曰 「ふしてすがたをみればしろき物きたるばうず たけ七尺ばかりなるか目はな口もなきが からうすをふみ」
和漢百魅缶│2013.01.04 Re Design. Koorintei Hyousen 2013