讃州につたわるもので、まもの(「やぎょうさん」という首のない馬など)がとおるとされてる目には見えない道。これにかさなってるところに家とかを建てたりするのはよくないと言われてました。
☆ 莱莉垣桜文 附註
「なわすじ」や「なわめすじ」などと言われてるものの仲間。讃州大内郡では家などを建てるときはその前の年に敷地に井型にしめ縄を張って、節分の日にその縄が切れたりしないかどうか確かめてから建築をはじめたと言います。この縄が切れたりすると、それは夜行さんなどの妖怪がとおったから切れたのだとされてて、ここは「うまみち」だから家は建てられない、などと判断したそうです。
和漢百魅缶│2012.12.28
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