身につけてるものを守ってくれるというふしぎな文字。
むかし、猟師さんが鶴[つる]を射落としたのですが、鶴がまったく傷ひとつなく、ぴんぴん歩き回ってたので、ふしぎに思ってじっくり見てみたところ、つばさの下にこのふしぎな文字があったところから、弓矢やけがよけのための身代わりのお守りとして使われるようになったんだトカ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
「がっぽうがったい」の文字はこのようなものです。中につかわれてる合包合台という漢字の一部をおんよみしただけで、実際の意味などはよくわかっていません。「じゃっこうじゃっがく」や「さむはらさむはら」ともこの文字は読まれていて、猟師さんや武士などの間で事故よけや弓矢よけとしてもたれていたほか、第二次世界大戦中には弾よけのお守りとしても使われてたそうです。
和漢百魅缶│2012.12.04
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