ひょうたんいし 瓢箪石

ひょうたんいし(瓢箪石)

信州の飯田にあるふしぎな石で、この石をさわったりすると瘧[おこり]にかかっちゃうなどと言われていました。

むかし、お酒がだいすきでしょうがない男が、おかみさんと大喧嘩をしたときに、お酒を入れてたひょうたんを石に投げ付けられてぶっ壊されてしまい、その後、ぽっくり死んでしまいました。その念が石に残ってしまったのか、夜ごとにその石から「お酒のみたい、お酒のみたい」という声が響いて来るようになったんだトカ。

和漢百魅缶│2012.08.16
Design. Koorintei Hyousen 2012