ひつよう 筆妖

ひつよう(筆妖)

筆がするするっと宙に浮いて飛び回ったり、勝手に字を書いたりするというもの。

むかし、杜昭遠というひとの家に妖物が多く出たときに、これが起こって、つくえの上に「殺」という字を書きました。その後、杜は何かのかどで死刑になってしまい、その字のとおり死んでしまったんだソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『志怪録』曰
「右一筆倒硯中漬 其毫於案上大書一殺字 其年杜陥大辟」

和漢百魅缶│2012.05.09
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