ごんげんぶちのぬし 権現淵の主

ごんげんぶちのぬし(権現淵の主)

三州の山吉田村にあった権現淵にやどっていた主。子供のすがたで岩の上にいたりしたり、毎日ゆうぐれどきになると、きねをつくような音が淵から響かせたと言います。あるとき、近くの家のひとが汚れ物をこの淵で洗ったところ、この音が聴こえて来なくなり、その家は没落してしまったソウナ。

和漢百魅缶│2012.05.05
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