ろくろくへそ ろくろく臍

ろくろくへそ(ろくろく臍)

「ろくろくび」のへんな仲間で、夜そのひとが眠ってるあいだに、おへそがするすると飛び回っていってしまうというもの。

☆ 莱莉垣桜文 附註
南華房『按古於当世』曰
「横町の八兵衛がかかは。ろくろく臍とて。臍が夜々抜てあるくげな。」

「ろくろくび」をもとにした笑い話(このおへそが戸をたたいて「たそ(だれ?)」ときくと「へそ」と答えるのが結末)ですが、「ろくろくび」を「ろくろくくび」と発音して呼んでいるものの古い記録のひとつの参考資料(この写本は1807年のもの)として見ることも出来ます。

和漢百魅缶│2012.03.01
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