下総の鷺沼[さぎぬま]の海にある棒杭で、ここに船をとめて夜ねむっていて、夢の中にねずみの群れが出て来るというと、そのひとの運気が上がってお金持ちとかになったりる兆しだったりしたトカ。むかし、「てつ」という名前のひとがここで転覆しちゃったことから「てつ」と呼び名がついています。
☆ 莱莉垣桜文 附註
「ぼう」というのは、鷺沼や幕張の海のあたりでいう海の中におっ立ててある棒杭で、遭難や事故があったりした海域に立てて、それを示しているもの。
和漢百魅缶│2012.02.18
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