うたしりのへび 歌識蛇

うたしりのへび(歌識蛇)

この世にある様々な歌を知っていて、それを日々うたってたという目玉のないへび。「うたを歌いたいのでおぼえたい」とみみずが頼んできたので、みみずの目玉と歌とを交換した為、これ以後、みみずたちには目玉がなくなって地面の中でうたを歌うようになり、へびたちには目玉が出来て出歩けるようになり、うたは歌えなくなってしまったんだソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
特にこういう呼び名があるわけではなくて、昔話ではただの「へび」が大体の役名です。

和漢百魅缶│2012.01.27
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