しゅきゅうせき 守宮赤

しゅきゅうせき(守宮赤)

五月の端午の節句に取ったやもりをぴったり一年間、辰砂[しんしゃ]を与えて真っ赤に育てたものをすりつぶして、腕にぬりつけるというおまじない。この赤いおまじないは誰かと交接すると消えてしまうと言われていて、漢王朝では宮女などの貞操のあかしとして使われていましたソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『爾雅翼』曰
「以為飼以朱砂 以其血点宮人 如赤誌終身不滅 交接便脱 漢武帝嘗用之 故名守宮」

和漢百魅缶│2012.01.04
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